ゴミ屋敷の処分にお困りの方へ

相見積もりがポイント

ゴミ屋敷物件は自力で綺麗にするとなると大変なので、清掃のプロに任せて分別や回収をしてもらうのが基本ではないでしょうか。
ゴミ屋敷物件の清掃で大切なのは作業の丁寧さや信頼性に加えて、料金に納得できるか否かです。
料金は固定ではなく清掃業者によって異なりますから、見積もりを出してもらい判断することが必要です。
ただ、相場が分からないと安いのか高いのか判断できないので、いわゆる相見積もりをしてもらうことをおすすめします。
相見積もりなら同じ条件やタイミングで、複数の清掃業者から金額の提示がありますから、比較検討しやすく安い清掃業者が簡単に選べます。
同一の金額を提示する清掃業者が複数あるとそれはそれで困りますが、そういう場合は評判や口コミなどに目を通せば大丈夫です。
ゴミ屋敷物件はゴミの量が多く、床が埋まって足の踏み場もないケースが多いですから、大量のゴミも快く安く回収してくれる清掃業者が狙い目となるのではないでしょうか。

ゴミ屋敷物件の行政代執行は最終的な手段です

ゴミ屋敷物件は外観が汚いだけでなく害虫や害獣、悪臭や火災の他に不法投棄など様々な問題を引き起こします。
しかし他人にはゴミに見えるものでも財産であるため、地方自治体が勝手に介入して処分できません。
周辺住民から苦情を受けた場合には指導や勧告を何度も行うのが基本です。
指導や勧告を繰り返しても住人が対処しない場合には、最終的な手段として行政代執行が行われることがあります。
ゴミ屋敷物件の問題を解決するにはたんにゴミを処分するだけでなく、うつ病や認知症など住人の精神疾患についてもケアが必要になるのが一般的です。
地方自治体の中にはゴミ屋敷器物件対策の一環として、精神疾患のケアなど医療・福祉の面からのサポートを積極的に行っているものもあります。
日本では2015年に京都府で初めて行政代執行が行われ、その後東京都品川区や和歌山県などでも実行されています。
行政による介入には数十万円から100万円以上の費用がかかることがあります。
費用は最初に行政が立て替えておき手続きの終了後に代執行を受けた住人に請求されます。